BattleShipGame 海戦ゲーム ルールブック Ver5.10 準拠版
はじめに
このページでは、海戦ゲーム風シミュレーション「BattleShipGame」のルールを記載しています。現在公開中の体験版および Ver5.10 以降の製品版の対戦で適用されます。
基本部分は Wikipedia の「海戦ゲーム」の頁にあるルールにほぼ準拠していますが、 細部が異なります。また、オリジナルのルールが追加されています。 ゲームルールの設定を変更することで、本来のものとほぼ同じルールでプレイすることもできます。なお、もともと紙と鉛筆を使って遊ばれていたアナログゲームをもとにしてつくられたものですが、紙と鉛筆で遊ぶのは不可能でないにしろかなり大変です。審判(ゲームマスター)の人が必要になると思われます。
改版履歴
Ver1.10 2017/8/17
- 2017/8/17 時点の RuleBook.txt にもとづき新規作成
- BattleShipGame Ver5.10 準拠
目次
勝利条件(任務について)
敵艦の配置を、自分や敵の手番の結果から推測し、攻撃を命中させて、敵艦を撃沈していきます(限られた情報から相手の位置を推測して先に攻撃を当てるゲームです)。
そして、プレイ開始時に設定した「任務」ごとに、以下の状態を最終的に目指します。
- 制海権の獲得
- 敵艦を全て撃沈すると勝利となります。
- 燃料切れなどで、ゲーム終了となった場合、プレイデータにもとづいたスコアで勝敗が決まります。
- 敵艦隊の殲滅 ※本来のルールに最も近い勝利条件です
- 敵艦を全て撃沈すると勝利となります。
- 燃料切れなどで、ゲーム終了となった場合引き分けとなります。
- 敵旗艦の撃破
- 敵艦隊の中で旗艦に設定されている艦を撃破すると勝利となります。
- 敵艦隊の旗艦を撃破できない場合は引き分けとなります。
- 友軍の救援 ※タッグマッチ専用
- 味方チーム内のプレイヤーひとりの敗北が決定すると、友軍となっている他プレイヤーの艦隊も即座に敗北となります。
- 威力偵察(制海権の獲得)、敵艦隊強襲(敵艦隊の殲滅)、敵旗艦急襲(敵旗艦の撃破)、短期決戦(制海権の獲得および敵旗艦の撃破)
- ラウンド制限がついており、制限ラウンドに達した時点でゲーム終了となります。
- その他の条件はカッコ内のルールに準じます。
- 撤退防衛
- ラウンド制限があり、制限ラウンドまで自艦隊が全滅しなければ勝利となります。
- これのみデフォルトで増援艦数が 0 に設定されています。
- 対 CPU 戦専用の勝利条件です。なお CPU 同士はすべて友軍判定になっていますので、この勝利条件のゲームでは一方的に攻められる状況になります。
主な規則
- 軍艦は オリジナルルールの項で後述)などが異なります。 、 、 、 の 4 種類であり、それぞれHP(撃沈までに何回攻撃を命中させる必要があるのか)やそのほか特性(
- HP は は 3 、 は 2 、 は 1 、 は 2 です。
- ゲームマップ(海戦図)は、画面の上方向が北、下方向が南、左方向が西、右方向が東の方角となります。プレイ中のゲームマップにあるコンパスを参考にしてください。
- 1プレイヤーが行動を決める(コマンド入力をする)過程を手番(またはターン)と呼びます。ゲームに参加している全プレイヤーの手番が一巡する過程をラウンドと呼びます。
- 持ち時間は標準で 20 分、残り時間が 1 分切ってからは手番開始時点で残り 1 分まで回復します(俗に言う 1 分将棋です)。持ち時間が 0 になる前に行動を決めなければ「時間切れ」で負けとなります。
- 持ち時間やコンピュータ AI の強さ、各種オリジナルルールなどは、最初の「Battle Rule Settings」で変更できます。
艦種簡易一覧
- 各艦種の能力値
HP:3 FP:100 Aux:- 特性:なし HP:2 FP:100 Aux:2 特性:機雷&魚雷 HP:1 FP:100 Aux:3 特性:ステルス&魚雷 HP:2 FP:150 Aux:- 特性:給油 - 各艦種の消費 FP
移動:16-36FP 攻撃:10FP 移動: 8-18FP 攻撃:12FP 魚雷:20FP 機雷:0FP 移動: 10FP 攻撃:16FP 魚雷:20FP 移動: 10FP 攻撃:50FP - FP 値はマップサイズが 5 × 5 でのデフォルト値です。マップサイズなどの設定値に応じて値が変化します。
- Aux 値は「補助兵器(Auxiliary Weapon)」を使用できる回数です。「補助兵器」は特殊コマンド「 」と「 」のことを意味します。「魚雷」は使用回数とは別に FP を消費します。
- 消費 FP は各コマンドで必要となる FP の値です。各コマンドを行なうごとに、規定の値だけ操作した艦の FP が減っていきます。
- 詳しくは「補足:オリジナルルール」の「燃料制限システム」、「Submarine のステルス特性」、「Oiler の給油特性」、「Destroyer の特殊コマンド 機雷」、「Destroyer、Submarine の特殊コマンド 魚雷」の項もあわせて参照してください。
一般的なゲーム進行の流れ
- まず準備として自分の艦の配置を決めます。マップは標準で 5 × 5、最小で 3 × 3、最大で 9 × 9 のマス目(なおこのマス目のことをパネルと呼びます)に なっていて、任意の場所に配置できます。 ただし、同じ場所に複数の艦を配置することはできません。敵艦や他の味方の艦と 同じ場所に配置していることはあり得ます。 もちろん敵艦の配置を知ることはできませんし、相手に配置を教えてもいけません。 なお、タッグマッチでは友軍(味方プレイヤー)の艦の配置も分からないようになっ ています。基本的には友軍同士の配置も教えないことを前提としています。
- 準備が終わると、ランダムで手番の順番が決定されます。順番が決まったら、ゲーム 開始です。最初の手番の人から順に行動を選択します。 タッグマッチの場合、基本的には味方チームのプレイヤーと敵チームのプレイヤー の手番が交互にくるように順番が決められます。
- 手番がまわってきたら、基本的には「敵艦への攻撃」か「艦の移動」のいずれかの
行動を選びます。いずれも選ばないということはできません(いわゆるパスは、
選択可能な行動がないときを除いて、行なうことはできません)
「攻撃」および「移動」に関する例外事項の詳細は「Submarine のステルス特性」と「地形効果システム」を参照してください。- 「攻撃」の場合は、自艦が配置されているパネルに隣接した任意のパネル(周
辺パネル)をひとつ選んで攻撃します。
周辺パネルは左右上下で斜めを含みます(東西南北と北西、北東、南西、
南東)が、自艦がいる場所(中央)は攻撃できません。
- 選んだパネルに敵艦が配置されていれば「(プレイヤー名)の艦に攻撃が命 中しました」となり、該当の敵艦の HP が 1 減少します。 HP が 0 になっ た艦は撃沈(沈没)となります。撃沈(沈没)した艦は以後操作できなくな ります。ただし、後述の「増援」コマンドで実質的に復活することが条件付き でできるようになる場合があります。
- 攻撃が命中しただけの場合は、命中した艦の種類は画面上に明示されません。 撃沈した場合は、その艦の種類も明示されます。
- 選んだパネルに敵艦が配置いない場合その攻撃はミスとなりますが、攻撃し たパネルの周辺パネルに敵艦が配置されていたときは、 と表示されます。つまり攻撃し たパネルの周辺に敵のどんな艦が配置されているかを知ることができます。
- 敵には、自分がどのパネルに攻撃したかが知られてしまいますが、自分のど の艦種が攻撃したかは知られません。
- 「移動」の場合は、移動する艦種と移動方向(方角)と移動距離を指定するこ
とで、艦の配置を変更できます。
- 移動方向(方角)は上下左右で斜め移動はできません(東西南北のみです)。
- 移動距離はすぐ隣からマップの端まで移動できます。
(つまり将棋で言う飛車と同じです) - 基本的には移動した場合、敵には移動した艦種、移動方向(方角)、そして 移動距離が知られてしまいます。ただし Submarine や霧パネルに配置されている艦は、その限りではありません。
- オリジナルルール(ローカルルール)が有効な場合、Destroyer による「機雷」 敷設や「魚雷」発射、Submarine による「魚雷」発射、状況によっては「増援」 を行なうことができます。また操作対象の艦が旗艦に設定されている場合は 「旗艦変更」を行なうこともできます。
- 「攻撃」の場合は、自艦が配置されているパネルに隣接した任意のパネル(周
辺パネル)をひとつ選んで攻撃します。
周辺パネルは左右上下で斜めを含みます(東西南北と北西、北東、南西、
南東)が、自艦がいる場所(中央)は攻撃できません。
- 手番プレイヤーの行動が終了すると、その結果が表示されます。加えて、手番単位 で発生するイベント情報も表示されます。 なお、行動終了後には、手番プレイヤーが Oiler を配置している場合、その周辺に いる他の艦の燃料ポイント(FP)を回復させることができます。
- ひとつの手番で 3-1 または 3-2、状況によっては 3-3 を選択することを順に繰り返し
ます。各プレイヤーの手番が 1 巡するとラウンドが変わります。
- 旗艦が存在しない場合は、先に相手の艦をすべて撃沈した(沈没させた)時点で 勝ちとなります。ただし Oiler に関しては燃料不足で攻撃不能となった時点で 沈没している艦の数に含めます(沈没しないかぎり操作することはできます)。
- 旗艦が存在する場合は、先に相手の旗艦を撃沈すれば勝ちとなります。
- 勝敗が決したところでゲーム終了になります。ただし、燃料制限があり、
全プレイヤーが行動不可になった場合は、勝利条件に基づいて勝敗を決定します。
- 「制海権の獲得」などであれば、スコア判定で勝敗を決定します。
- タッグマッチでは、敗北が決定した味方プレイヤーの数が、スコア判定より優先されます。
補足:オリジナルルール(ローカルルール)
艦隊編成システム
- 自分の艦隊を任意の艦種で編成できるシステムです。
- Battleship、Destroyer、Submarine、Oiler の 4 つの艦種から、使用する艦種を選択します。
- マップサイズが 5 × 5 以下の場合は全 3 隻、5 × 6 以上 7 × 7 の場合は全 4
隻、7 × 8 以上 9 × 9 の場合は全 5 隻で艦隊を編成します。
3P 以上のマルチプレイでは、隻数はこれより 1 隻ずつ少なくなります。 - 艦隊を編成する艦種は、重複していてもかまいません。ただし、最低 1 隻は、 戦闘艦(Oiler 以外の攻撃主体の艦種)を選ばなければなりません。
旗艦システム
- 敵艦隊の中で に設定されている艦を撃破すると勝利となるルールを選択すること ができます。いわゆる玉(King)を詰ますタイプのゲームになります。
- 旗艦に設定されている艦が 5FP 消費することで、ゲーム中に 3 回まで旗艦を変更 することができます(旗艦の特殊コマンド「旗艦変更」)。
タッグマッチシステム(チームプレイ)
- 複数プレイヤーでタッグを組んでチーム戦を行なうことができます。2P 対 1P での 対戦では両チームの艦数が同じになるように調整されます。
- 勝敗はチーム単位で決定します。敗北した味方プレイヤーの数が少ないチームが勝利 となります。敗北した味方プレイヤーの数がそれぞれ同数の場合、勝敗は勝利条件に 基づきます。スコア判定が有効な条件ではチームの平均スコアで勝敗が判定されます。
- タッグマッチでは友軍(味方艦隊)の配置をマップ上で見ることはできません。
- 友軍(味方艦隊)の所属艦がいるパネルに攻撃や魚雷の爆発を行なっても、友軍の所属艦には ダメージは入りません。
- 自艦隊が機雷を設置したパネルに友軍の所属艦が侵入した場合、自艦同様に友軍 の所属艦にもダメージが入ります。
- 複数の敵プレイヤーの艦がいるパネルに攻撃や魚雷の爆発を行なった場合、そのパネルにいる全敵プレイヤーの艦にダメージが入ります。
3P 以上のマルチプレイに関する特別ルール
- 旗艦が撃破されるなど、先に敗北が決まった状態を「勝利資格の喪失」と呼びます。 これとは別に、まだ自艦隊の中に行動できる艦が残っていることを「継戦能力」と呼びます。
- 3P 以上のマルチプレイ(タッグマッチ、シングルマッチともに含む)では、「勝利資 格を喪失」したプレイヤーでも、ゲームがつづいていてまだ「継戦能力」がある場合 は、自分の手番で行動を選択することになります。
- ただし、この状態では「増援」コマンドを行なうことはできません。また、全艦の燃料 がなくなれば「継戦能力」を失ったことになり、この場合該当プレイヤーは強制的に 「投了」扱いになります。
- この特別ルールを利用して、タッグマッチでまだ負けが決まっていない味方を支援し たり、シングルマッチで引き分けに持ち込むために優勢なプレイヤーの足を引っ張る など、終盤まで活躍することもできます。
- 「投了」および「時間切れ」は「勝利資格」と「継戦能力」両方の喪失を意味します。
ラウンド制限システム
- 特定の勝利条件では勝敗がつくまでのプレイ可能ラウンド数を設定することができます。 勝敗がつかない状態で終了ラウンドに至った場合、勝利条件に基づく勝敗の判定が行なわれます。
燃料制限システム(燃料ポイント制)
- 燃料制限の設定が有効な場合、「攻撃」または「移動」行動時に、行動した艦の 燃料ポイント(FP)を消費します。消費 FP は、艦種と行動の種類に応じてそれぞれ 異なります(下記参照)。残り FP が、消費 FP より少ない場合は、その行動をする ことはできません。「攻撃」「移動」ともに行動不可になると燃料切れになります (ログのメッセージで相手にも通知されます)。
- Oiler 以外の各艦の保持燃料は、標準設定では 5 × 5 で 100 FP です。マップサイ ズにより、各艦に割り当てられる燃料は上下します。基準として、3 × 3 では 80 FP 、 4 × 4 では 90 FP 、 6 × 6 では 105 FP 、 7 × 7 では 110 FP 、 8 × 8 では 115 FP、 9 × 9 では 120 FP が各艦に配分されます。Oiler は FP の最大値が他の艦種の約 1.5 倍に設定されます。
- 各艦種の消費 FP
移動:16-36FP 攻撃:10FP 移動: 8-18FP 攻撃:12FP 魚雷:20FP 機雷:0FP 移動: 10FP 攻撃:16FP 魚雷:20FP 移動: 10FP 攻撃:50FP 旗艦変更:5FP - Battleship、Destroyer は移動に必要な FP の値が、移動距離に応じて加算されま す。距離 3 マスまではBattleship は 16FP、Destroyer は 8FP で一定です。距離 4 マス以降から、1 ずつ距離が増加するごとに、Battleship は 4FP、Destroyer は 2FP ごと加算されます。
- 「機雷」コマンドは FP を消費しません(回数制限あり)。
- 「旗艦変更」コマンドは 5FP を消費します。旗艦のみが行なうことができます。 回数は全艦あわせて 3 回までです。
- 自分の生存艦の FP がなくなり行動不可になった場合、自分の手番をパスするか、 特殊コマンドの「投了」を選ぶかのいずれかになります。戦闘艦(Oiler 以外)が、 相手より先にすべて沈没し Oiler が攻撃不可になると、その時点で負けになります。 全プレイヤーの生存している戦闘艦すべてが燃料切れで行動不可になると、その時点 でゲームを終了とします。
の給油特性
- Oiler は手番終了時に隣接するパネルに配置されている艦すべての FP を最大 30 ま で回復させる(給油する)ことができます。回復させた分だけ Oiler は FP を消費 します。FP の消費量、回復量および回復のタイミングを変更することはできません。
- 隣接艦は FP の最大値を超えての回復はできません。また、隣接艦の FP の総回復量 が Oiler の FP の現在値を超えることはできません。各隣接艦の FP 消費量に応じ て Oiler の FP の現在値の範囲内で、各隣接艦の FP 回復量が自動で割り当てられます。
- なお、Oiler はステルス特性が有効になっている艦(潜水時の Submarine や霧パネル 上の艦)や他の Oiler の FP を回復させることはできません。Submarine が浮上して 一時的にステルス特性が無効になっているときは FP を回復させることができます。 ステルス特性や地形効果の項目もあわせて参照してください。
のステルス特性
- Submarine は基本的に にあり、この潜水状態では、敵からの攻撃で水しぶき 表示の条件に当てはまっても水しぶきの情報が敵に通知されません(ステルス特性)。 また移動する場合、移動方向(方角)と移動距離が敵に知られません。
- ただし特定周期(デフォルトでは 3 巡ごと)で 必要があり、浮上している 間は、このステルス特性は無効になります。浮上から 1 巡経つと、「潜水しました」 と表示され、ふたたび になります。
- なお、潜水状態(ステルス特性が有効)時に、FP 切れで行動不可になると、自動で HP が 0 になり、沈没扱いになりますので、気をつけてください。
の特殊コマンド 「 」
- Destroyer は機雷を回数限定(デフォルトでは 2 回)で設置できます。制限回数分、 「攻撃」および「移動」の代わりに「機雷」行動を選択できます。設置できる場所は、 自艦(Destroyer)がいるパネルと周辺パネル(中央と東西南北と北西、北東、南西、 南東)です。
- 機雷を使用する際、FP は消費されません。Aux のみ 1 減ります。Aux が 0 のときは使用できません。
- 移動するときに機雷が置かれているパネルを通ると、敵味方問わず最大で置かれてい る個数分の HP が減少します。また機雷は設置されている場所を攻撃することで除去 することができます。
- 機雷は設置されているパネルを攻撃することで、1 回につき 1 個だけ除去することができます。
- Destroyer が撃沈された場合は、その時点で機雷を設置できなくなりますが、機雷は 敵味方いずれかの艦が接触または除去するまで有効です。
、 の特殊コマンド 「 」
- Destroyer および Submarine は魚雷を発射することで遠距離から攻撃できます。 魚雷の発射は回数限定です。デフォルトでは Destroyer は機雷の設置と併せて計 2 回ですが、Submarine は魚雷のみを 3 回撃つことができます。
- 発射できる場所は、発射する艦がいるパネル以外の、マップ上の全パネルが対象となります。
- 魚雷を発射する際、FP が 20 消費されます。Aux は 1 減ります。残り FP または Aux が足りない場合は発射できません。
- 魚雷は目標パネルに到達するまで、1 巡につき 1 パネルずつ、自分の手番の行動後 に進みます。発射時にも 1 パネル進むため、例えば 3 パネル離れた場所を魚雷で攻 撃できるのは 2 巡後ということになります。その間、他プレイヤーには魚雷がどこ を進んでいるのかは見えません。目標パネルに到達すると爆発し、攻撃を行ないます。
- 攻撃が実施された際の効果は、通常の攻撃と同じです。よって、記載される情報は、 命中したか否か、攻撃したパネルの周囲 8 パネルに敵艦がいるかどうか( ) の二つです。
- 魚雷が進む方向は、上下左右(東西南北)で、斜め方向(北西、北東、南西、南東)には進みません。
- 魚雷は目標パネルに最短ルートを辿りますが、ルート選択自体はランダムです。
- 魚雷は 2 つの例外(後述)を除いて、必ず指示したパネルで爆発し、それ以外の動作 では敵にダメージを与えることはできません。撃った魚雷があるパネルにこちらが攻撃 したとしても魚雷が破壊されることはありません。また、魚雷が攻撃パネルに向かう 途中に艦とパネルが被ったとしても、その艦が魚雷に当たることはありません。
- 例外的に魚雷の進行を妨害するものとして、機雷と地形パネルの岩礁が存在します。 機雷については、魚雷が機雷の存在するパネルに到達した際に爆発します。 その際、機雷も 1個 だけ除去されます。岩礁パネルについては、 機雷と同様、魚雷がそのパネルに到達した際に爆発しますが、岩礁パネルは残ります。
特殊コマンド「増援」
- 撃沈された艦を一隻だけ復活させ、援軍として再配置することができるコマンドです。 艦種に係わらず、全艦が対象です。
- 撃沈された艦を復活させる際には、FP が消費されます。撃沈時の残り FP が復活す る際に必要な消費 FP に足りていない場合には、その艦を増援に利用することはできません。
- 復活の際の消費 FP は、最小で撃沈時に残っていた FP の 1/3 となりますが、ゲー ムが始まってから数えて 5 巡ごとに、増援に必要となる消費 FP は増えていきます。 ゲームが始まってから 21 巡目以降は増援コマンドを使用することができなくなります。
- HP と Aux は最大値まで回復します。
- 「増援」時に再配置は、「移動」や「攻撃」などで、すでに地形効果を把握している パネルであれば、どこでも自由に選択できます。
- ただし「増援」で援軍を再配置したパネルに機雷が置かれていた場合、「移動」のと きと同様、機雷接触によるダメージを受けてしまいます。
特殊コマンド「投了」
- ゲームを途中で終了する際に使用するコマンドです。
- このコマンドを選択するとゲームが終了し、負けになります。
- 3P 以上のマルチプレイの場合、勝敗が決定していなければ、そのままゲームは続行 されますが、投了したプレイヤーはその時点で全滅(全艦沈没)扱いになります。
- 燃料不足などで選択できる行動がなくなったあとでも、「投了」コマンドだけは行な うことができます。勝てる見込みがありそうであれば「パス」をし、なさそうであれ ば「投了」で潔く負けを認めましょう。
地形効果システム
- 各パネルには、ランダムで地形効果が付与されていることがあります。地形効果は、 ゲーム開始の段階では知ることができません。攻撃したパネル、または移動時に通過、 停止したパネルでは、そのパネルの地形効果を知ることができます。
- なお、各プレイヤー艦の初期配置のパネルには、地形効果は付与されません。
地形効果の種類は以下の通りになります。
- 通常のパネルで、特別な地形効果はありません。
- 障害物です。そのパネルを艦が通過することはできません。 通過しようとすると手前のパネルで、艦の移動は停止します。艦の配置も不可です。
- なお、岩礁に接触した場合、ログに というメッセージが表示されます(相手にも通知されます)。
- このパネルに Submarine を配置すると、ステルス特性が無効(Submarine が浮上したこと)になります。
- そのほかの艦種では、とくに効果はありません。
- このパネルに艦を配置すると、次の手番から全艦種でステルス特性が付与されます。なお、このパネルから移動すると、次の手番から Submarine 以外はステルス特性が失われます。
- 有利になるパネルですが、Oilerによる給油やSubmarine の浮上イベントが発生しなくなるので、FP 切れには注意が必要です。
- 移動時にこのパネルを通過すると、通過するごとに 5FP 消費します。また、このパネルに配置した場合、自分の手番の終了時に、5FP 消費します。大変、危険なパネルです。
- 高波パネルの効果で、移動途中に必要な FP が足りなくなると、その時点で艦は移動を停止します。